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2016,06,18

この前から竹本さんから借りている般若心経を二回目、読み始めた。始めて読んだ時には難しかったが二回目はかなり理解が出来始めた。

冒頭の般若心経は生きている。現代人の心の病を救う原点で、まぬけな人が理解できた。

p21 中国の孔子が諸国を巡歴し太守の哀公に挨拶に出たとき哀公は孔子の旅の疲れを慰めようと、最愛の女房を忘れて引越しした家来のことを話した。孔子は言葉静かに
「妻を忘れても思い出すから、よろしいでしょう。しかし一番大事な自分を、どこかに置き忘れ、忘れ放しにしているのが現代の姿ではないでしょうか」 と言ったという。

p20 忙しいとは、心が亡ぶと書きます。

忙しいから間がなく、間が抜ける。松原泰道、忙の解字心+亡。音符の亡は、無くなるの意味。心の中から記憶が無くなる、わすれるの意味。

形音文字。立心編(心)。音符の亡は、ないの意味。落ち着いた心がない。いそがしいの意味を表す。

を読んでいるとふと、2003年に書いたコラム、私の独り言(旅と時間)時は金なり(タイムイズマネー)を思い出し読み直した。

女房が亡くなってから、仏教の勉強を始め自分を見直してみると。私は若い頃から忙しく、自分を忘れていたようだ、今からでも自分を取り戻そうと思う。

29p 死んだ人は還ってこない以上、生き残った人は何がわかればいい? フランスの詩人ジャン、タルジェー

般若心経は、現実の空しさ、うつろさを徹底して実感せよ(色即是空)、すると、現実に生きる価値と意義が十二分に自覚できる(空即是色)と教えます。

p31空しさやうつろさは、しかし、死とか別れのような暗い場面に感じるとは限りません。現代の日本のように、経済的に高度な生活がつづくと「満ち足りている」ことに不満を感じるです。

欲求不満は(フラストレーション)は貧困生活だけに起こる現象ではないのです。欲求は、どれだけ充足されても永久に解消する事の不満を背負っているのです。それが欲求欲望の性格です。

生活が豊かになるにつれて、また幸せがいっぱいになればなるほど、貧しい時とは違った不足を訴えます。たとえば、隣人は車を持っているが、自分の所にはない、というだだそれだけのことで不満を爆発させたり、劣等感を起こします。

さらに車が買えると、さらに新型が欲しいといったふうに欲望を自制できずに苦しんでいるのが現代人です。

この点を、心経は「照見せよ!」ーー知恵の光に照らされて「みつめよ!と呼びかけます。

「豊かさの苦悩」など、誰も予想しなかったでしょう。ここに現代人の懊悩があります。しかも心経では、物事の盛んな時に起こる悩みを「ごうんじょうく」として、すでに取り上げてるのです。

五蘊盛苦

(ごうんじょうく)とは、仏教の説く四苦八苦の一つ。

 

裕福を解く鍵は、五蘊盛苦かも知れない

 

p32 個人の尊厳

自分が中心になると『エゴイズム」になる。このエゴを仏教では{自我」と名づけて戒めます。

「歓楽極まって哀情多し」喜ぴや楽しみが最高潮に達すると、どういうわけか、かえって胸のうちにかなしみを覚える。

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